自然を楽しむ、花の魅力を自分で作る方法
tetteの代表フローリスト三谷です!板橋駅から徒歩5分の位置にて"Flower&Plants tette"を運営しております!
「ドライフラワーってよく見かけるけど、どんな作り方でできるの?」
「ドライフラワーの楽しみ方、飾り方のオススメを知りたい!」
今回はそういった疑問に対し、簡潔に解説していきたいと思います。
最後には、注文する前に使えるお得な情報も
定期的に配布していますので、是非最後までお読みください
目次 |
1. ドライフラワーとは
ドライフラワーとは、天然の花やその茎・葉・果実などを乾燥させて
自然のインテリアを長期間楽しめるようにしたものです。
ナチュラル感のある独特の風合いが好まれ、ギフトとしての人気もあります。
そして日本での歴史もあり「千日紅の花」がはじまりだそうです。
「陰干しした千日紅なら花のない冬でも自然を楽しめる」との文献が残っています。
2. ドライフラワーの魅力
ドライフラワーの魅力は以下の通りです。
- 長期間美しさを楽しめる(半年~1年が目安)
- お手入れが簡単で手間がかからない(水やり不要)
- 自然の風合いが感じられる(ナチュラルカラー好きにおすすめ)
- アレンジやディスプレイが自由自在(茎1本から雰囲気を出せる)
ドライフラワーはその特有の魅力によって、多くの人々に愛されています。
- まず、その美しさが半年から1年にわたり持続するという点がメリットです。
- そして、ドライフラワーのお手入れは非常に簡単で手間がかかりません。
通常の生花とは異なり、水やりが不要なためその独特の風合いは美しさを保ちます。忙しい日常においても気軽に楽しむことができます。
1度手に入れれば、長期間にわたってその魅力を楽しむことができる、この手軽さは、忙しい生活を送る人たちにとって最大の魅力的であり、生花の手入れする余裕がない人に最適です。
- また、ドライフラワーは自然の風合いがそのまま残っており、ナチュラルカラー好きの方に特におすすめです。
生花の鮮やかな色彩とは異なり、深みのある落ち着いた色合いが、環境に溶け込んで心地よい雰囲気を演出します。
これは、アンティーク調のお部屋が好きな方や、シンプルでナチュラルな雰囲気にしたい方にとって、ドライフラワーが理想的な色味となります。
- さらに、アレンジやディスプレイが自由自在であることもドライフラワーの大きな魅力です。小瓶に一輪挿ししたり、棚に置いたり…茎1本から雰囲気を出すことができる一方で、花材を組み合わせて大きなリースまでサイズ感もアレンジ次第で様々なデザインを楽しむことができます。
3. 自宅でドライフラワーを作る方法
自宅でドライフラワーを作るには以下のような方法があります。
B+α 電子レンジで加熱して乾燥させる 漬け込む方法 |
すぐにでも自宅で試しやすい方法ではないでしょうか。
それぞれの方法の詳細を以下に解説していきますね。*A ハンギング法でドライフラワーを作る手順
- お花を麻紐などでしばる
- 日が当たらない風通しの良い場所に吊るす
- 約1週間〜2週間で完成
Point
ハンギング法は、手間をかけずに気軽にドライフラワーを
作ることができる、一番カンタンな方法です。
一方、花が乾燥するまでに色あせてしまう可能性があるため、
できるだけ早く乾燥させる工夫がなされるとキレイに仕上がります。
そのため、風通しの良いところに吊るすことがポイントとなります。
できれば扇風機で風を当てたり、浴室乾燥機など利用して短時間で乾燥させると良いでしょう。
花は一輪ずつ分けて吊るすのがオススメです。
花瓶に入れていた場合は、水に浸かっていた部分を切り落とし、余分な葉は取り除きましょう。
*B 乾燥剤「シリカゲル」を使う
- 花首の直下でお花をカットする
- 密閉容器に敷き詰めたシリカゲルの上に花を置く
- スプーンなどで花にシリカゲルをかけ、完全に埋める
- 密閉容器の蓋をすると、1週間ほどでドライ
- シリカゲルのみを取り出し蓋をする
*B+α
上記のBの4~を、蓋をせず、電子レンジで500W20秒を6回繰り返す方法もあります。
Point綺麗な色のドライフラワーになりやすいシリカゲル法ですが、茎を切らなければならないため、レジンの小物やハーバリウムなどに使うドライフラワーとして作るのがおすすめです。
最大のメリットとして、もとのお花の形をそのまま残せる点で、ハンギングでは難しいクレマチスやビオラ、クリスマスローズなどの大きな花弁の花であっても、形をほとんど変えずに乾燥できます。
しかし、シリカゲルで作成したドライフラワーは完成後すぐに密閉容器やレジン、ハーバリウムに入れてしまわなければ、すぐに褪色をしてしまいます。密閉容器に入れず、リースなどで空気に触れる状態では長く楽しめないのがデメリットです。
*C グリセリン法
植物を漬け込む方法と茎から吸い上げる方法の2種類があります。
漬け込む方法
- グリセリンと熱湯が1:3の溶液を作り、植物を漬ける
- 蓋をして1週間くらい乾燥させる
- 溶液を拭き取り完成
茎から吸い上げる方法
- グリセリンと熱湯が1:3の溶液を作り、冷ましたら植物を挿す
- 冷暗所で1週間-10日ほど保管
- 葉や花びらに溶液が染み出せば完了
材料や少し手間の多いグリセリン法ですが、お花のボリュームを落とさない上に
生花の鮮やかさを保ちつつドライすることができます。
グリセリンに浸け込む方法は、葉っぱや、木の実がついた枝の処理に適しています。
この方法を用いる場合とても重要なことは、咲きはじめたばかりのお花を使用することです。元気なお花であれば、グリセリン溶液が花びらの先まで全体によく行き渡ります。
一方、古いお花でグリセリン法を行うと失敗のリスクが非常に高いです。
グリセリン液を吸い上げやすいように、茎に数か所切り込みを入れるなどの工夫も効果的です。
*D ドライインウォーター法
- 1〜5cmほど水を入れた花瓶にお花を刺す
- 室内の風通しの良い場所に保管
- 少しずつ水を蒸発させ、1〜2週間ほどでドライ、完成
Point
花を逆さにせずにドライできるため、花びらを開かせた状態で綺麗に残せます。
ただ、時間が経つと重力によって茎が曲がり花が下を向いてしまうことがあるため、薔薇などの茎が太い花であれば大丈夫です。
ただし制作に時間がかかるため、ハンギング法同様に花の色が悪くなってしまう点がデメリットです。
水に挿しておくだけの、とっても簡単な方法ですが、注意点としてはコンタミネーション(=水が腐る、細菌が増える)という現象が起きる可能性があります。
水が腐ると茎から水を吸い上げられなくなり、綺麗にドライできません。
なるべく風通しのよい制作環境にしましょう。
ぜひ自宅でドライフラワーを作って、お気に入りの花を長く楽しんでみましょう。
4. ドライフラワーを使ったインテリアのアイデア
ドライフラワーを使って、お部屋を素敵に飾るアイデアをいくつかご紹介します。
-
壁掛けのフレームにアレンジして飾る
部屋に優雅で繊細な雰囲気をもたらします。特にリビングや寝室などのくつろぎのスペースに適しています。フレームの色やデザインを選ぶことで、インテリア全体と調和させることができます。 -
ガラス瓶や陶器の花器に入れてディスプレイ
透明なガラス瓶や花器に飾ると、部屋に軽やかでナチュラルな雰囲気を演出します。キッチンやダイニングエリアのカウンターや棚に置くと、料理の合間や食事のときに癒しを感じることができます。 -
リースやスワッグを作って玄関やリビングに飾る
玄関にリースやスワッグを飾ることで、訪れる人を温かく迎える印象を与えます。リビングに飾れば、空間全体に自然なアクセントを加え、リラックス感を高めます。季節に合わせてデザインを変えることも楽しいポイントです。 -
テーブルセンターピースとして活用
テーブルセンターピースに配置することで、食卓やリビングの中心に素敵なポイントを作り出します。花器やトレイにアレンジすることで、食事やくつろぎの時間がより特別なものになります。自然の色彩や質感が、空間に豊かさをもたらします。
ドライフラワーは、インテリアとして多彩なアレンジが可能です。
生活スタイルや気分に合わせてアイテムの選択ができ、
常に個々の生活にフィットしたアートを楽しむことができます。
自分の好みやお部屋の雰囲気に合わせて楽しんでください。
5. 当店でのドライフラワーの取り扱い
https://tette-flower.jp/collections/dried-flower
フラワーショップ「tette」では、様々な種類のドライフラワーを取り揃えております。
また、受注のアレンジメントやリース、スワッグなどのオリジナル商品もご用意していますので、予算や雰囲気・色などのご指定がある場合はお問合せくださいませ。
ぜひ店頭でもお気に入りのドライフラワーを見つけてください。