美しい姿を長く保てる「プリザーブドフラワー」は、フラワーアレンジメントや大切な方へのギフトとして大変人気があります。しかし、「どの花材を選べばいいの?」「相性の良い組み合わせは?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施すことで、その瑞々しさと柔らかな質感を長期間キープできる素晴らしい素材です。選ぶ花材の種類や組み合わせ次第で、エレガントからナチュラルまで、幅広い表現が可能です。
この記事では、フラワーアレンジメントや花材の専門家としての視点から、プリザーブドフラワーのおすすめ花材や、失敗しない選び方、そして美しさを長持ちさせるためのポイントまでを詳しく解説します。これからハンドメイドを始める方や、こだわりのフラワーギフトを探している方は、ぜひ参考にしてください。
プリザーブドフラワーとは?生花を加工してつくる、その基本と魅力
おすすめの花材をご紹介する前に、まずは「プリザーブドフラワーとはどのようなものなのか」という基本をおさらいしておきましょう。素材の特性を知ることで、花材選びがさらに楽しく、失敗の少ないものになります。
生花のような美しさと多彩なカラーバリエーション
プリザーブド(preserved)とは、「保存された」という意味です。生花が一番美しく咲いている時期に色素を抜き、特殊なオーガニック系の保存液と染料を吸わせることで作られます。そのため、ドライフラワーや造花(アーティフィシャルフラワー)とは異なり、生花本来のしっとりとした柔らかな手触りが残っているのが最大の特徴です。
また、人工的に着色を行うため、自然界には存在しない鮮やかなブルーや深いブラック、パステルカラーなど、カラーバリエーションが非常に豊富です。インテリアの雰囲気や、プレゼントを贈る相手の好みに合わせて、自由自在に色合わせを楽しむことができます。実際、tetteで提供している「プリザーブドフラワー」商品では、お客様の希望に応じて色味の変更にも対応しており、特にミディアムサイズやラージサイズでは、贈るシーンに合わせた色合いが人気です。
プリザーブドフラワーのメリット
- 長期間美しさを楽しめる:水やりの必要がなく、適切な環境であれば数年単位で美しい状態を保ちます。
- 花粉や香りが無い:花粉アレルギーの方や、強い香りが苦手な方、またお見舞いの品としても贈りやすいでしょう。
- 水替えの手間が不要:忙しい現代人のライフスタイルにも寄り添う、手間のかからないインテリアアイテムです。
プリザーブドフラワーのデメリット
一方で、プリザーブドフラワーにはデリケートな側面もあります。生花に比べて加工に時間とコストがかかるため、やや価格が高価になりがちです。また、花びらが非常に繊細で、強い衝撃を与えるとひび割れたり破れたりすることがあります。これらの特性を理解した上で丁寧に扱うことが、美しい作品を仕上げる第一歩となります。
もし、より詳細な製法や歴史に興味がある方は、プリザーブドフラワーの魅力や特徴を網羅的に解説した記事も合わせてご覧いただくと、さらに理解が深まります。
上手に、きれいに作るためのコツは?プリザーブドフラワーを長持ちさせる秘訣
プリザーブドフラワーのおすすめ花材を活かすためには、その「弱点」を知り、飾る環境に配慮することが大切です。せっかく選んだお気に入りの花材も、飾る場所を間違えると劣化を早めてしまいます。以下の3つのポイントを守ることで、より長く美しさをキープできます。
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高温多湿を避ける
プリザーブドフラワーの保存液は、湿度が高い環境(概ね湿度60%以上)に置かれると、花びらが透けてしまったり、染み出した染料が他の花材や壁紙などに色移り(液漏れ)したりする原因になります。梅雨の時期などは、除湿機を活用したり、風通しの良い場所に置くよう心がけましょう。tetteの「ウェディング ドライフラワーブーケ」の説明にもある通り、特に色の濃いものは液漏れのリスクが高まるため、注意が必要です。 -
直射日光と強い照明を避ける
紫外線は、染料の退色や変色の大きな原因となります。窓辺の直射日光が当たる場所や、強いスポットライトの直下などは避け、直射日光の当たらない室内に飾るのがベストです。これにより、鮮やかな色彩を長く保つことができます。 -
乾燥や直接の風に注意する
エアコンの風が直接当たる場所は、急激な乾燥を引き起こし、花びらがひび割れる原因となります。風が直接当たらない、穏やかな環境を選んで飾ってください。ドライフラワーと同様に、保管場所は高温多湿、直射日光、冷暖房の直接当たる場所を避けるのが基本です。
プロが厳選!プリザーブドフラワーのおすすめ花材【メインフラワー編】
ここからは、実際にフラワーアレンジメントを制作する際や、商品を選ぶ際に注目したい「おすすめのプリザーブド花材」をご紹介します。まずは、作品の主役となる「メインフラワー」からです。
1. バラ(ローズ):圧倒的な存在感と使いやすさ
プリザーブドフラワーの中で最も種類が多く、王道にして一番おすすめの花材が「バラ」です。花びらが重なり合う構造が保存液の加工に適しており、最も美しい状態で長持ちします。極小の「マイクロローズ」から、手のひらサイズの「大輪ローズ」まで、サイズ展開が非常に豊富なのも魅力です。
バラを使用する際は、「開花(ブルーミング)」というテクニックがよく使われます。専用のピンセットやコットンを使い、花びらを優しく広げることで、生花が満開になったかのようなボリュームと華やかさを演出できます。これにより、アレンジメントに躍動感と深みが生まれます。
2. カーネーション:フリルが美しい万能花材
母の日のギフトとして定番のカーネーションですが、実は年間を通して非常に使い勝手の良いおすすめ花材です。花びらのフリルが細かく密集しているため、バラと組み合わせることで作品に柔らかな質感とボリュームを与えてくれます。パステルカラーのカーネーションを使えば、優しく可愛らしい雰囲気に仕上がります。
3. ジニアやガーベラ:個性的なフォルムで差をつける
少し個性的なアレンジメントを作りたい場合は、ジニア(百日草)やガーベラがおすすめです。平らで丸みのあるフォルムは、ボックスアレンジメントやフレームアレンジ(額縁へのアレンジ)など、高さに制限がある作品でも綺麗に収まります。ポップで明るい印象を与えたい時にぴったりの花材です。
プリザーブドフラワーのおすすめ花材【サブ&ボリュームアップ編】
メインの花材だけでは、アレンジメントに隙間ができてしまったり、単調な印象になったりしがちです。そこで活躍するのが、空間を埋めつつ全体をまとめるサブ花材です。
1. アジサイ(紫陽花):アレンジメントに欠かせない必須アイテム
プリザーブドフラワーの制作において、バラと同じくらい重要なのが「アジサイ」です。小さな花が密集しているアジサイは、少しずつ小分けにしてワイヤリング(ワイヤーで茎を作る作業)することで、メインフラワーの周りの隙間を美しく埋めることができます。アナベルやカシワバアジサイなど、品種によって花びらの形やサイズ感が異なるため、作りたい作品のイメージに合わせて選びましょう。リース作りのベースメントとしても大活躍します。
2. かすみ草(カスミソウ):ふんわりとした抜け感をプラス
小さな白い花が可愛らしいかすみ草は、アレンジメントにふんわりとした「抜け感」や「光」をプラスしてくれるおすすめ花材です。最近では、王道のホワイトだけでなく、ゴールドやシルバーのラメが施されたものや、ピンクやブルーに色付けされたカラフルなかすみ草も登場しており、デザインの幅が大きく広がっています。
プリザーブドフラワーのおすすめ花材【グリーン&実もの編】
お花だけのアレンジメントも素敵ですが、葉物(グリーン)や実ものを少し添えることで、より立体的で自然な仕上がりになります。
1. ユーカリなどのグリーン材
ナチュラルテイストのアレンジメントを作りたいなら、ユーカリの葉は外せません。丸みを帯びた「ポポラス」や、スッキリとした「細葉ユーカリ」など、プリザーブド加工されたグリーン材は種類が豊富です。生の葉物と違い、枯れて茶色くなる心配がないため、爽やかな緑色を長く楽しめます。他にも、アイビーやシダ系の葉材も人気があります。
2. ペッパーベリーやライスフラワー
小さくて丸い実が連なる「ペッパーベリー」や、米粒のような質感の「ライスフラワー」は、作品にリズムとアクセントをもたらします。特にお祝い事のギフトや、クリスマスのリース・スワッグなどには、実ものを入れることで豊かさや華やかさが際立ちます。tetteの「ウェディング ドライフラワーブーケ」でも、ホワイト×グリーン×オレンジ系の色合いで、大人っぽいナチュラルな印象を出すために、このような実ものやグリーンが効果的に用いられています。
きっと見つかる、作りたくなるアレンジメント作品集と活用のコツ
花材の種類がわかったところで、次に「どのように選んで組み合わせるか」という実践的なコツをご紹介します。
初心者向け:同系色でまとめるカラーコーディネート
ハンドメイドやアレンジメントに初めて挑戦する方は、まず「同系色(トーン・オン・トーン)」で花材をまとめるのがおすすめです。例えば、メインのバラを「濃いピンク」、サブのカーネーションを「淡いピンク」、隙間を埋めるアジサイを「ホワイト」にするなど、色のトーンを合わせることで、誰でも簡単におしゃれでまとまりのある作品が作れます。例えば、tetteの「季節のドライフラワー ブーケスワッグ」のナチュラル系では、同系色の花材を組み合わせることで統一感を出し、美容室の開店祝いやお誕生日といったシーンにふさわしい、優しい雰囲気を演出しています。
ワイヤリングとテーピングの基本をマスターする
プリザーブドフラワーには茎がない(茎の根元でカットされている)ことがほとんどです。そのため、アレンジメント用のスポンジ(オアシス等)に挿すためには、専用のワイヤーとフローラルテープを使って人工的な茎を作る「ワイヤリング」「テーピング」という作業が必須になります。花材の重さや形状に合わせて、クロスメソッドやツイスティングメソッドといった技法を使い分けることが、美しく崩れない作品作りの鍵です。これらの基本技術を習得することで、より複雑なデザインにも挑戦できるようになります。
こだわりの作品を手に入れたい場合はプロにお任せするのも手
「自分でお花を選ぶのは楽しいけれど、ワイヤリングなどの細かい作業をする時間がない」「大切な贈り物なので、絶対に失敗したくない」という方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、ご自身で好みの色合いや使いたい花材のイメージを伝え、プロのフローリストに制作を依頼するのも素晴らしい選択です。
細かいご要望に寄り添いながら理想を形にするプロのオーダーメイドサービスを利用すれば、選んだおすすめ花材の魅力を最大限に引き出した、世界に一つだけのフラワーギフトが完成します。tetteでは、ウェディングブーケのオーダーメイドも承っており、季節に合わせた最適なお花を厳選し、お客様のイメージやこだわりを形にするお手伝いをしています。
よくある質問 (FAQ)
- Q1: プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いは何ですか?
- A1: プリザーブドフラワーは生花を特殊な液体で加工し、生花に近い質感と鮮やかな色合いを長期間保ちます。一方、ドライフラワーは生花を自然乾燥させたもので、アンティークな風合いが特徴ですが、プリザーブドフラワーに比べてデリケートです。tetteの「ウェディング ドライフラワーブーケ」では、両方の花材を組み合わせてそれぞれの魅力を引き出しています。
- Q2: プリザーブドフラワーのお手入れ方法を教えてください。
- A2: 水やりは不要です。高温多湿、直射日光を避け、風通しの良い場所に飾ることが長持ちの秘訣です。ホコリが気になる場合は、やわらかい筆やドライヤーの弱冷風で優しく払い落としてください。
- Q3: プリザーブドフラワーの寿命はどのくらいですか?
- A3: 適切な環境で保管すれば、2〜5年程度美しい状態を保つことができます。品種や保存状態によって差がありますが、長く楽しめる点が大きな魅力です。
- Q4: 初心者でもプリザーブドフラワーのアレンジメントは作れますか?
- A4: はい、もちろん可能です。バラやアジサイなど加工に適した花材を選び、同系色でまとめると失敗しにくいです。ワイヤリングやテーピングといった基本技術を学ぶことで、さらに表現の幅が広がります。
- Q5: プリザーブドフラワーはどこで購入できますか?
- A5: 専門店やオンラインショップ、手芸店などで購入できます。tetteでも、プリザーブドフラワーを使用したアレンジメントや、オーダーメイドのブーケなどを販売していますので、ぜひご覧ください。
まとめ:お気に入りの花材で、彩り豊かなフラワーライフを
今回は、「プリザーブドフラワーのおすすめ花材」をテーマに、基本の特徴から、メイン・サブ・グリーン別の代表的な花材、そして失敗しない選び方までを詳しく解説しました。
プリザーブドフラワーは、適切な環境で飾れば生花の美しさを何年にもわたって楽しむことができる魅力的なアイテムです。圧倒的な存在感を持つバラ、アレンジを引き立てるアジサイやかすみ草、そしてナチュラルなユーカリなど、ご紹介したおすすめ花材を組み合わせて、ぜひあなただけの素敵な空間を演出してみてください。
また、ハンドメイドの時間が取れない方や、完成された美しいデザインをお探しの方は、プロが手掛けたフラワーアレンジメントを選ぶのもおすすめです。使う花材の特性を熟知したプロの技術で仕上げられた作品は、ご自宅用にもギフト用にも確かな感動をお届けします。



